ヨガ解説!「前屈」のポーズのやり方
もくじ
前屈系前屈のポーズ(パシモタナアサナ)
①長座、両足を揃え、両かかとを伸ばし、ひざ裏を床につけ、息を吐く。息を吸いながら両手を向かい合わせにして、両腕を頭の上に伸ばし、背骨を上に引き上げる。
②息を吐く。次に吸って、吐きながら、お腹、胸、アゴとゆっくり前屈していく。足の甲に手親指、残りの4本の指は足の裏をつかみ、
かかとを突き出す。息を吸って、ひじを広げて背筋を伸ばし、息を吐いてひじを床につける。この動作を深い呼吸で3回繰り返す。
③両指をはなして、息を吸いながら戻る。
効果
足の筋肉を伸ばすことで、腰や首の筋肉も伸びる。肝臓、脾臓の肥大を改善し、また腸の腹圧を高めるので、便秘、糖尿病が改善される。精神面では、強い意思力と実行力が高まる。
逆転前屈系
スキのポーズ(ハラ・アーサナ)
①仰向けに寝て、息を吐いて、アキレス腱を伸ばし、アゴを引き、両手は手の平を下にして体側にそわせる。
②息を吸って足の甲を伸ばし、息を吐いてアキレス腱を伸ばす。ゆっくり両足、ひざを伸ばして45度まで上げ、クムバク(呼吸止める)したまま腹筋が震えてくるまで耐え、
次に、息を吐きながら両足が床に垂直になるまで、ゆっくり上げてゆく(腹筋力のない人は足を上げられない)。
③息を吸って足の甲を伸ばし、息を吐きながら両足は床と平行になるまで腰を持ち上げ、このときひざ裏を伸ばす。(仙骨の歪みがあると腰が上がらない)。
首と上体が垂直になるように、足裏で空気の壁を押して足先を床につける。静かに自分の内に心を向け、尾底骨から頸椎まで伸びているのを感じる。
④苦しくなったら、息を吸ってかかと突き出し、息を吐きながら太腿を顔に近づけて、ゆっくり背骨を一つずつ着地させる。直角にきたら、
息を吸いなおして足の甲を伸ばし、息を吐きながらかかと突き出して、ひざを伸ばし、ゆっくり両足を揃えて下ろしていく。
最初に着地する部分は、ふくらはぎのプックリした部分です。
効果
腹筋が強化される。腹筋は内臓筋とつながっているので、内臓が元気になる。頸椎のねじれが修正され、背骨の椎骨間が伸び、正しい位置になるので、
自律神経の働きが高まる。便秘、腰痛、胃、肝臓、脾臓などの疾患に改善効果がある。