もくじ
高血圧を薬に頼らずに下げる方法を教えます!!
【血圧を下げるカンタンな体操(自己療法)】
(腕は前に伸ばします。肩の高さと同じ、床と水平に真っ直ぐ伸ばしてください)
手のひらを上に向けて、左手の人差し指と親指で、右手の人差し指の先を持ち下に反らします。
(指先をつまむように持ち、指の関節が曲がる方向とは逆にストレッチするように、反らしてください)
*そのとき息を吐きながら反らします。
「フーッ」と息を吐ききったらつまんでいた人差し指を弾くようにして離します。
これを5回行います。
2)次に中指を同様に反らします(5回繰り返す)。
(薬指を操作すると交感神経が高まるので飛ばします)
3)最後に、小指を同様に反らします。
4)今度は手の甲を上に向けて同じように人差し指を上に反らします。
(腕は水平に伸ばしたままです)
息を吐きながら行います。
これも5回。
5)中指・小指も同様に行います。
●左の指(人差し指・中指・小指)も同様に行います。
(左右で合計60回行います)
*背筋は伸ばして行ってください。
*血圧計がある方は、この運動の直後に計ってみてください。
*血圧を下げる薬を飲んでいる人は、服用を止めてから行ってください。服用したままだと、この運動の効果は確認できません。
【ウオーキングなどの有酸素運動】
薬を使わず血圧を下げるには、ウオーキングなどの大きな筋肉を動かす有酸素運動などもお勧めです。
筋力トレーニングのように筋肉を収縮させ続けるような運動は、血圧を大きく上げてしまうので逆効果になりま運動の強さは、軽く息がはずむくらいで十分です。
血圧を下げるためのウォーキングは運動ですから、できるだけきびきびと歩きましょう。手をちゃんと振って、爪先を上げ、着地は踵(カカト)からです。
体調が悪いときは無理をしないこと。無理に歩くと、かえって血圧を上昇させてしまうことがあるからです。雨が降っているときも、足元が滑って危険なので、無理せずに休むようにしましょう。
時間的には、血圧を下げるには、1日30分~50分くらいは必要です。毎日でなくてもかまいませんが、週に4~5回はしたいものです。運動は小分けに行っても血圧を下げる効果があります。暇な時間帯に、午前と夕方に分けて行うことも可能です
正しい血圧の測り方。
血圧を計る際、腰を入れて、背筋を伸ばして測ってますか?前かがみで、胸を狭くして計ると、背筋を伸ばし、胸を開いて計った場合と比べて、血圧は最大で20ほど違ってきます。 年配の方に比較的多く見受けられます。
血圧を計る時点で深刻な悩み、争い、車の長距離運転等があった場合、血圧値は一時的に異常に高くなることがあります。
血圧は、心理的負担がかかった場合、上昇します。逆にくつろいだ状況では下がります。
前かがみで測ると血圧は高く出ますが、骨格のゆがみ、筋肉疲労や緊張の結果、首、肩、背中などが凝っていても、血圧は上昇傾向になります。血流が圧迫され循環不良を起こしているからと考えられます。
食べすぎでも血圧は上がります。もし一週間断食したら、血圧値はかなり下がるはずです。精神が穏やかになり、消化に必要な血流量が減るためと考えられます。
高血圧解消には、適度な運動も効果的です。一番やりやすいのは、散歩です。血液循環がよくなり、肥満対策にも効果的です。散歩の後はストレッチをしましょう。主に大腿筋をストレッチします。ここの収縮が骨盤を歪ませ背骨にも影響します。その結果、血液循環が阻害され血圧も高くなります。
水泳も血圧降下に効果的です。水泳をした後は平均で血圧が20前後下がります。また水泳ほどではないが入浴にも効果があります。
高血圧症にならないための日常の注意事項。
1睡眠不足は血圧を20~30上げます。
2車の運転は血圧を急上げます。特に毎日長距離を走る人は要注意です。
3食べすぎ、飲みすぎは血圧を上げます。
4職場高血圧(職場で血圧が上がる状況)も後に本態性高血圧になりえます。
5どうしても許せない人がいる。これは大変危険です。憎しみが一番血圧を上げます。人はみんな考えも性格も違いますし、ときに裏切ります。そんなものです。感謝の日々を送りましょう。
6日常生活で人と争わない。争いは特に血圧を上げます。争わないで物事を解決する達人になりましょう。
7心配事。これも血圧を上げます。心配事を解決する方法は心配しないことです。また心配事を作らないことです。
8 怒りやすい。怒りは、極度に血圧を上げます。
●高齢になるほど、血圧は高くなる傾向があり、それは自然なことです。
●高齢者ほど、ある程度血圧が高い人の方が、長生きをするという調査報告があります。。
●血圧は、体の要求に従って、上げ下げするので、薬などで人為的(強制的)に血圧を下げることが、良い体調にするとか、長生きすることにつながるという確かな医学的根拠はないようです。