uA-123456789-1 ペット飼うのは危険?ペットからのヒトへの病気伝染のお話です | 未来の風を読む

ペット飼うのは危険?ペットからのヒトへの病気伝染のお話です

家の中でペット飼うのは危険?ペットからのヒトへの病気伝染のお話です

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この言葉を目にするのは初めての方もいらっしゃると思いますが、「動物由来感染症」とは、動物から人間へうつる感染症をあらわす言葉です。

犬からうつる病気で発症すると死亡率が100%といわれているのが、狂犬病です。「ペットからうつる病気は動物由来感染症ともいわれます。

人類の歴史で猛威を振るった例はペストがあります。これはネズミからうつる病気です。14世紀の流行で4億5000万の世界人口のうち、1億人が死亡しました。

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動物由来感染症はどうやってうつるの?

感染症がうつることを「伝播」いいます。病原体の伝播は 感染源である動物から直接人間にうつる直接伝播と、感染源である動物と人間との間に何らかの媒介物が存在する間接伝播の、大きく2つに分けることができます。

さらに間接 伝播 は感染動物体内の病原体を節足動物等(ベクター)が運んで人間にうつすもの、動物の体から出た病原体が周囲の環境(水や土等)を介して人間にうつるもの、および畜産物等の食品が病原体で汚染されている場合に分けて考えることができます。

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日本は狂犬病ワクチンを飼い犬に打つことが励行されているので、日本の犬にはまず狂犬病ウイルスはいません。しかし、世界ではいまだに5万人近くが狂犬病で死亡しているともいわれ、中国では2015年には2600人近くが狂犬病で死亡しています。

狂犬病は潜伏期が数週間から数カ月ともいわれており、狂犬病ウイルスを持つ動物に咬まれても、発症前にワクチンを打てば発症を免れることができます。海外では、とくに発展途上国では気軽に犬に触ることはやめましょう。

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ほかにもたくさん犬からうつる病気、猫からうつる病気、鳥からうつる病気などがあります。野生動物は本来は人間とは異なる生活圏内で生きているため直接人間に感染症をうつす機会は少ないと思われがちです。

しかし、タヌキ、イノシシ、サル、キジ、コウモリ、鳥類など、人間と近い距離で生きている野生動物もたくさんいます。また、レクリエーション等で野外活動をする場合に野生動物の世界に足を踏み入れる機会はよくあります。

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野生動物はどのような病原体を持っているか不明なことが多く、人にとって重篤な感染症の病原体を持っている可能性があります。

ペストや狂犬病は日本ではまず起こらないと思っていますが、しかし犬ではパスツレラ症、レプトスピラ症、瓜実条虫症、エキノコックス症、猫では回虫症、Q熱、ネコひっかき病、トキソプラズマ症、鳥では鳥インフルエンザ、オウム病、クリプトコッカス症などが有名です。

つまりペットは病気を伝搬することがあるので注意が必要です。リスクのあるものは遠ざけるのが、一番簡単で確実なリスク回避です」

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ところで動物由来感染症を防ぐ一般的な意見は以下のようなものです。

・定期的に動物病院で検診を受ける
・ペットとキスをしない
・ペットに食べ物を自分の箸で食べさせたり、口移ししない
・ペットと人の食器を一緒に洗わない
・ペットに触ったり、糞の処理をしたら石けんで手を洗う
・ペットと一緒に寝たり、一緒にお風呂に入らない
・ペットの体はいつも清潔に保つ
・糞の始末はこまめに行う

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世界では、たくさんの新しい感染症が見つかっています

世界では従来知られていなかったたくさんの新しい感染症が今も次々と見つかっています。そしてその多くが動物由来感染症であることもわかってきました。

それらの中には感染力が強く重症化する傾向のあるもの、特異的な治療法がないもの、ワクチンが実用化されていないものもあります(重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラ出血熱、マールブルグ病、ハンタウイルス肺症候群等)。

動物由来感染症は、世界保健機関(WHO)で把握されているだけでも200種類以上あります。また、近年問題になっている生物テロ兵器として、炭疽菌、ペスト菌、野兎病菌、ウイルス性出血熱のウイルス等の病原体があげられていますが、これらはいずれも動物由来感染症の病原体です。

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世界中で数多くある動物由来感染症のすべてが日本に存在するわけではありません。日本には寄生虫による疾病を入れても数十種類程度と思われます。このように、日本では動物由来感染症は比較的少ないのですが、世界では多くの動物由来感染症が発生しています。

従って、海外でむやみに野生動物や飼い主不詳の動物に触れることは止めましょう。

「医療には“絶対に正解”というものはありません。ペストや狂犬病が日本でも日常的に発生していれば、極論君のようにペットを飼わない、ペットから距離を置く家庭が当然増加することでしょう。

また、ストレスがあって、ペットによってそんなストレスを和らげる効果があると思える人は当然ペットを飼うでしょう。大切なことは、利点と欠点をしっかり理解して、自分の判断で選ぶことです。

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そして迷えば、医師や獣医師に相談しましょう。いくら家族の一員といっても、ペットと一緒に寝たり、キスをしたりするのは行きすぎという意見も少なからずありますよ。

教科書的には『友だちとしての距離』という表現が気に入っています。

普通の友だちとは同じ布団に寝たり、キスしたりしないですよね。それが建前だと理解して、ペットとそれぞれの立ち位置でお付き合いしてくださいね」

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