もくじ
身体も頭もスッキリ!長寿の秘訣は「一日3食べない日があってもいい」
わざと食べ忘れをするとよい
この言葉は、和歌山太陽ヨガの創設者、故平井謙次先生がお創りになった言葉です。
平井先生は10歳の頃、障害1級の心臓病を患い、
病院から生命の保証がないと宣告された方です。
しかし、平井先生は、沖聖師に師事され、断食と少食、深い瞑想生活で、
生命のバランスをとって人生を歩まれたのです。
その69歳の生涯において、断食を1800日以上、行じられました。
さらに、会社経営と並行して、玄米、自然食、年中裸のヨガの理念を取り入れた
太陽保育園を創設され、心身共に強い子供たちを育てるという願いをこめて、
幼児教育にお力を注がれたのです。
平井先生は、『人間は他のことはド忘れするのに、食事は忘れないから、
わざと食べ忘れて、少食にしなければいけない!
他人の分まで食べたらアカン!』といつもおっしゃっていました。
過食癖のある私にはとても耳の痛い話でしたが、少食や断食を続けてみると、
体も心も軽く、頭もすっきりとし、よく眠ることができました。
今も時々は過食ぎみになることもありますが、そんなときは次の食事を
「わざと食べ忘れる」ようにして、バランス調整しております。
おかげ様で、71歳を超えても、精力的に、仕事を続けられております。
少食「わざと食べ忘れ」モデル
朝食 味噌汁1杯(またはスープ)+りんご1個(コーヒー、紅茶、牛乳、豆乳も適量はOK)
昼食 普通食(炭水化物ご飯、めん類と野菜など、腹八分で内臓に思いやりを!)
夕食 腹五分(今までの半分量)→起床時、頭すっきり! 排便すっきり!(たんぱく質と野菜)
・日本の長寿村の食事は玄米、七分づき米、大豆、納豆、味噌汁、緑黄色野菜、海草、小魚だということです。できるだけ長寿食を摂り入れましょう!
・間食は果物少々、甘いものも少々ならOKです。最初は意識して、少食生活すると、自然に体が慣れてきます。空腹を楽しんでください。
・成長期の子供や学生は、朝食から味噌汁とパンまたはご飯、おしんこ、卵、りんごなど、おいしいと感じる量だけ摂って、成長に必要な栄養をいただきましょう!
朝食が少量の効用
朝の午前4時から昼の12時までは排泄のバイオリズムゆえ、
生命の働きが排泄力に、エネルギーを集中できるよう配慮する必要があります。
りんごの成分はカリウム(塩分を排泄して血圧の調整)、
水溶性ペクチン(腸内でコレステロールの吸収を抑える作用)、
りんご酸(疲労回復作用)が含まれており、整腸作用もありますので、
朝のりんごは最適です。
夕食の腹五分食レシピ(かんたん料理)
〔例1)野菜、豆腐、鶏肉の水炊き
・鍋に白菜や玉ねぎ、人参、豆腐、お好みの青い野菜、鶏肉などを適当に入れ、水で炊く。
・タレは大根おろしとポン酢、七味など入れて、いただく。
簡単に作れて、低カロリーなので肥満、メタボにもよく、胃腸の負担も軽い上に、
便通にも良いです。
例2)カムカムキャベツ
・食前にキャベツを大きく切って中皿一杯、塩(またはお好みのドレッシング)を
かけてゆっくりよくかんでいただく。
これだけでお腹がふくれるので、他の食べ物は、
今までの食事量の半分ほどいただくと少しずつ、少食に慣れてきますよ。
キャベツに含まれる食物繊維は、食物の脂肪を吸着して便と共に
体外に排泄する作用があるので、内臓脂肪型肥満も予防できます。
外食の多い一人暮らしの方も、一食は自分でオリジナル料理を
工夫してみてはいかがですか?