姿勢を正すと心も回復してしまう基本整体プログラムを紹介します!
心の状態が姿勢に及ぼす影響は大きいものです。心配性の人は、前かがみの姿勢が身についているし、喧嘩早い人は肩が上がって、骨盤がねじれている。
不安定で小心の人は足が弱く、しかも極端に体重を小指のほうにかけていて、腰と腹の力が弱く、首がこっています。
よって体癖(姿勢)を正すと、内側の働きも良くなるので(自律神経の働きが高まり、ホルモン〔=心も熟成する〕のバランスも良くなり、
内臓も元気になる)、心も正されやすくなるのです。
体癖の歪みは、二段階目のヨガアサナで修正し、内臓からくる歪みは食事法で正し、さらに思い方の癖を五段階目からの瞑想行法で修正していくのです。
もくじ
ヨガ整体で丹田力を高める〔姿勢の歪みを正すと心と病気が正される!〕
〔体癖のねじれ、横ずれ、前屈、後屈の修正〕
腰椎を見ますと、ねじるときの骨は3番の骨、横へずらす骨が2番4番の骨、前・後屈の骨が1番と5番です。
骨の位置は3番が中央にありその上下に2番4番、その上下に1番5番が位置しております。
よって、ヨガアサナ(ポーズ)で、ねじれ、横ずれ、前屈、後屈の順にヨガ整体すると身体の左右対称と前後のバランスがとれやすいと私は考えております。
身体のバランスがとれると筋肉の伸縮性を正常化して骨格の位置を正し、無理なく重心が丹田にこもり、丹田力の高い身体が創られます。
まずはやさしい準備整体ヨガを行なって歪みを修正し、その後、関連部位の整体法で自分に必要な整体を行なってください。
次に少し難易度の高いヨガアサナのねじり系、横ずれ系、前屈系、後屈系を行なうとさらに効果的です。
あまり難易度の高いポーズを無理に行なうと逆に、歪みを作ってしまうこともありますので、今出来るポーズを選んで、行なってみましょう!
準備整体ヨガプログラム
やさしい基本整体プログラムです。
*ヨガアサナは空腹時に行なうと効果大です。風呂上がり30分後は身体が柔らかいので行ないやすいですよ。
食後すぐや飲酒後は内臓に負担がかかりますので、避けてください。
*3呼吸キープは下腹部をへこませて深く吐き、吸う呼吸は軽く吸う。
丹田を使って深い呼吸をしながらヨガを行なうと、整体効果はさらにアップし、
深い睡眠がとれるので元気が増します。
1 身体のアクビ体操
それでは身体のアクビ体操から始めましょう。
仰向けに寝て、両手は上に伸ばし、両足は腰巾に開きかかとを突き出します。
①両手は息を吐きながらウーンとしっかり上に伸ばし、両足は下にしっかり伸ばします。
2回やりましょう。②次に右手と右足だけを息を吐きながら、ウーンと思い切り伸ばします。2回行ないます。
ハイ! 次に左手と左足を息を吐きながら伸ばします(2回)。
次は右手と左足の交差で息を吐きながらウーンと伸ばします(2回)。次に左手と右足を伸ばします(2回)。
この身体のアクビ体操は起床時や寝る前に布団の中で行うと、全身がストレッチされて目覚めも良くなったり、
睡眠も深くなります。簡単に行なえるので、毎日、行ってみてください。
2 足首回し
両足長座して、右足を折り、左ひざの上におきます。右足指の間に左手指を入れて、
右手は右足首を持ち、前に20回、後ろに20回ゆっくり回す。足を替えて反対も行う。
効果 足の血行促進、手足指は経絡(エネルギーの経路)が起始しているので、内臓の働きも促進する。
3 足裏踏み
右ひざを立てて、左の足裏を上に向ける。右かかとで足の全体を踏む。
このとき、右ひざを横にゆする。痛むところは何度も踏む。反対も行う。
注:足指は痛いので踏まないこと。
効果 疲れると足裏が硬くなるが、足裏は全身と関係し、踏むことで全身がゆるむ。
4 ねじりのポーズ
両足を揃えて長座し、両手を真後ろにつき、息を吐きながらゆっくり上半身を右にねじって、額を床に近づける。
次は左で、左右4回、やりにくい方へ、さらに2回ねじる。
効果 身体のねじれを修正して、筋肉をゆるませる。
5 お尻おとし
正座から左右へ、ゆっくりお尻をおとす。
次に左へおとす。左右4回行ない、やりにくい方へさらに4回おとす。
効果 骨盤の横ずれ修正。