児童養護施設で「毎晩レイプ」職員は見て見ぬフリは酷い話です
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2010/10/21 13:53 【共同通信】
パンク寸前の児童養護施設。そのゆがみは地方に行けば行くほど拡大し、子供たちに重くのしかかる。某地方都市の施設で地獄のような体験をした裕子さん(仮名・20歳)はこう話す。
「中2のときに、同い年の男の子に施設内の食堂でレイプされました。職員はみんな見て見ぬフリでしたね」
小学6年の時に父親からレイプされ、中絶手術で入院中に民生委員に保護された。にもかかわらず、彼女は施設内で再びレイプされてしまったというのだ。
「その男の子は体も大きく暴力的で、暴走族とつるむ不良でした。だから先生も怖がってて、まったく助けてくれなかったです」
施設内でのレイプ放置というあり得ない事態は、それからも風呂場や物置でなんども繰り返された。
「めったに顔を合わせない園長先生に訴えた事があるんですが、逆効果でした。「妊娠したら大変だから」と、ピルを飲まされ「あなたたちは夫婦みたいなもんだから」と、逆にその男の子と同じ部屋にされましたよ。そうなってからは毎晩レイプですよ。
一度施設から逃げ出したら、その子がキレて園内で暴れ出し、押入れに隠れていた私を見つけた先生は「お前のせいだぞ!」って無理やり私をその男の子のところへ連れていったんです。そして、私が殴られながらレイプされているのに、置き去りにされたんです」
かなり稀なケースかもしれないが、これも劣悪な施設の実態の一つであるのは確か。さらに、裕子さんは憎しみを込め、施設での悲惨な生活について話してくれた。
「服も学用品もお下がりばっかり。中学の時のジャージなんて、あちこち破れてボロボロだったし、前に使っていた子の名前が2つも書いてありました。
ご飯はお代わりが禁止だったので、自分が配膳当番の時に多めによそったら怒られ、結局食事抜きに。生理中はお風呂に入れてもらえなかったので、学校で「ヘンな臭いがする」って、よくイジメられました」
クラスで集金袋の盗難騒ぎがあれば、真っ先に疑われ、一人だけ保健室で裸にされて、身体検査を受けた事もあるという。
「学校での差別や偏見が辛いと施設の職員に訴えても、『本当のことだから仕方がない』って逆に諭される。もう大人の人は、みんな冷たかったですね」
中学を卒業すると同時に、施設を飛び出したという彼女。この時受けた深い傷は、4年経った今も癒える事はない。
他にも「児童養護施設」には大量の信じられないような問題が放置されている。
そうかと思えば「滋賀、わいせつ容疑で里親逮捕 14歳女子生徒に」という記事も当時ありました。
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2010/10/21 13:53 【共同通信】
滋賀県警甲賀署は21日、里親として自宅に短期滞在(ホームステイ)させていた中学2年の女子生徒=当時(14)=の胸などを触ったとして、強制わいせつの疑いで、同県甲賀市土山町山中、無職杉岡博容疑者(62)を逮捕した。
甲賀署によると、杉岡容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。
滋賀県によると、ホームステイは県内の児童福祉施設などに入所している子どもの自立や育成のため、里親家庭での生活を体験してもらう制度。女子生徒も、入所していた施設から夏休みを利用し11日間の予定で杉岡容疑者宅を訪れていた。
杉岡容疑者は、2002年に滋賀県が里親として認定。事件当時、女子生徒と別に里子2人を養育しており、女子生徒が施設に帰った後、さら
に1人を受け入れていた。
女子生徒は06年から杉岡容疑者宅でホームステイを繰り返しており、事件当時で11回目。事件後も1回滞在していた。
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別の子どもには虐待か わいせつ容疑里親逮捕 女児「たたかれた」
里親として自宅で預かった中学2年の女子生徒(当時14歳)の体に触ったとして、甲賀市土山町山中、無職杉岡博容疑者(62)が強制わいせつ容疑で逮捕された21日、県子ども・青少年局と県中央子ども家庭相談センターが記者会見し、佐竹吉雄局長は「子どもの安全・安心を守れず、責任を痛感している。再発防止に真摯(しんし)に取り組む」と陳謝した。
同センターなどによると、女子生徒は家庭の経済的理由などから児童福祉施設に入所しており、施設側が家庭の雰囲気を感じてもらおうと短期ホームステイ(最長2週間)を勧めた。
女子生徒はこれまで十数回、杉岡容疑者方に滞在。今年3月27日になって、杉岡容疑者が施設を訪れることを知ったことから職員に被害を相談したという。
発覚当時、杉岡容疑者が受け入れていた女児3人について、同センターは5月に一時保護した上で、7月に杉岡容疑者の里親委託を解除。うち1人は「たたかれた」と話しており、同センターは虐待があったとみて調べている。
同局では事件発覚後の6月から、検証部会を開いて再発防止策を協議している。これまでに、里親に預けられている子どもに「子どもの権利ノート」を渡し、悩みや困りごと、里親から受けて「嫌だ」と感じたことなどを書いてもらうことを決めた。
(2010年10月22日 読売新聞)
NHKニュース「児童虐待 撲滅目指す市民集会」
児童虐待 撲滅目指す市民集会
全国各地で虐待によって子どもが命を落とす事件が相次いでいることから、虐待の撲滅を目指す市民集会が、10日、東京で開かれました。集会のあと、参加した人たちは都内をパレードし、虐待の撲滅に向けた運動への協力を呼びかけていました。
この集会は、児童虐待の問題に取り組んでいる専門家などで作るNPO法人の「児童虐待防止全国ネットワーク」が開いたもので、東京・千代田区の日比谷公会堂には、およそ600人が集まりました。
集会では、去年、虐待で亡くなった25人の子どもの名前と、死亡したときの状況がひとりひとり読み上げられ、全員で黙とうをささげました。
また、保育士を目指す大学生のグループが、ことし7月に大阪市で幼い子ども2人がマンションに置き去りにされて死亡した事件などでは、虐待の背景に子育てをする親の孤立化や貧困があるとする研究結果を発表しました。
そのうえで、子どもを虐待することは誰にでも起こりうることで、地域に住むひとりひとりが支援をしていくことが必要だと訴えました。集会のあと、参加した人たちは都内をパレードし、虐待の撲滅に向けた運動への協力を呼びかけていました。
児童虐待防止全国ネットワークの吉田恒雄理事長は「児童相談所や市町村などの行政任せにするのではなく、国民ひとりひとりが関心を持つことが必要だ」と話していました。
もくじ
傷付いた子 虐待の連鎖
朝日新聞 2010 9 28
児童養護施設・・・被害・成長し加害者に
家庭で虐待を受け、児童養護施設に受け入れられた子どもたちの間で、弱い子がいじめられる「虐待の連鎖」が起きているという。戦災孤児の受け皿として始まった日本の施設は大規模なものが多く、大勢の子を限られた職員がみつため目が届かない実態がある。
「施設大国」の児童福祉のあり方が問われている」
(田中京子)
大人数 届かぬ職員の目
両親に遺棄され、児童養護施設で育てられた男児がいる。施設内で年長の子から性的虐待を受け、うつ病に。高校生となり、今度は自ら他の児童に性的虐待をして退所させられた。
あいち小児保健センターの心療内科部長、杉山登志郎さん(59)のもとには、こんな子どもが次々と連れられて来る。
不眠、無気力、対人関係の困難、言葉や学習の遅れ。家庭や施設で虐待を受け様々な問題を抱えた子どもたちだ。
ある児童養護施設で虐待が明らかになり、杉山さんが園長と聞き取り調査をしたことがある。35人の子どものうち、性的な被害も加害も無縁だった子はわずか2人。別の調査では、性的虐待を受けた子のうち男子は7割、女子は2割が加害者になっていたという結果もある。
自分より弱い子に性的虐待をし、暴力で相手を屈服させる。被害を受けた児童が長じると加害に回る。親の虐待から逃れ、傷付いた心を抱えて施設に来た子どもたちの間に「虐待の連鎖」があると知って、杉山さんは衝撃を受けた。
施設内でのいじめも深刻な問題とされる。虐待が子どもの脳の発達に悪影響を与えることも、研究者らの調査でわかってきた。乳児のころから大人を信じる体験を積み重ねていない子どもは「愛着形成」が不十分で、発達障害に似た症状を引き起こし、人間関係を築くのが困難になりたちだ。
こうした問題の背景にあるのが、児童養護施設の主流は大人数の子が同居する大型だという現実だ。施設は子どもの数によって大舎制、中舎制、小舎制に分かれているが、20人以上の子を集めた大舎制が全体の6割を占める。
国の最低基準では、職員の配置は小学生以上の6人に1人。現実には1人が十数人の子をみている施設が多い。しかも、夜間の当直態勢は手薄になりがちだ。「少ない職員が大変な仕事をこなしているのは確かだが、現状のままでは限界がある」と杉山さん。
社会的養護が必要な子は全国的に約4万1千人。この10年で約5千人増えた。うち約3万1千人が児童養護施設、約3千人が乳児院で暮らしている。かつては家庭の貧困や親の病気で施設にやって来る子どもが多かったが、最近は家庭で虐待を受けた子の受け皿にもなっている。
家族的な雰囲気 心開く
子どもの集団を小さくすると、いじめや性的虐待などの「弱肉強食」は起きにくくなる。午後6時、食事に7人分の夕食が並べられた。ご飯にチンジャオロース、ジャガイモの白煮、味噌汁だ。
「いただきます」 「ジャガイモ残すなよ」 どの家庭でも見られるだんらんの光景。だが、向い合っているのは児童養護施設の職員と、虐待を受け、連れてこられた子どもたちだ。
横浜市泉区の児童養護施設「杜の郷」。敷地に5棟「家」があり、それぞれに3人の職員が住みこんで、6人の子と寝起きを共にしている。擬似家族のような形だ。ここで計29人の幼児と小学生が暮らす。
師(もろ)康晴さん(68が)昨年6月に解説、一時保護所から子どもを受け入れ始めた。多くの子が1年近く、養護施設に「空き」が出るのを一時保護所で待っていた。その間、学校に行くことは出来ず、学習や言葉の遅れが目立った。
親に食事を与えられず、コンビニのおにぎりを万引きして命をつないできた子。ゴミ屋敷のような家で暮らし、両親が行方不明になった子。子どもたちの目はどこかうつろで、心の傷の深さをうかがわせる。その多くが最初は緊張し、泣き叫んだ。
1ヶ月が過ぎ、だんだん「自分の家」であることを理解すると、少しずつ職員に心を開いた。
地域の人たちとの関係も深まってきた。地元の連合町内会長は毎朝、登校する子どもたちに声をかけてくれる。師さんは「家庭的な雰囲気の中で誰かに甘えたり、話したり、一緒に遊んだりしたという体験が子どもを成長させる。心の傷は簡単には癒えないが、そんな体験を1つずつ積み重ねて大人になってほしい」と願う。
しかし、職員を手厚く配置するには予算が必要だ。師さんは市に小舎加算の要望書を提出。こども1人につき月額約6千円が認められ、子どもの数の半数の職員を配置することが可能になった。
こうした小舎制は05年度の83ヶ所から、4年間で112ヶ所に増えた。施設の小規模化は少しずつ進んでいるようだ。
英・韓は里親委託中心へ
社会的養護が必要な子の9割が施設に行く日本の児童福祉は、国際的な流れから大きくはずれている。
京都府立大の津崎哲郎教授によると、英国では1960年代末に日本のような施設養護はほぼ廃止され、今ではほとんどを里親に委託。年長児の治療施設が残っている程度だ。
施設養護が主流だった韓国も2000年代前半に里親中心に改めた。
日本でも目が届きにくい大舎制の問題が明らかになり、小舎制が少しずつ増えてはいるが、まだ少数派。
「施設大国」の現実に変わりはない。津崎教授は「日本の施設に今でも大舎制が多いのは、施設経営のコストや職員の労務管理を優先した結果だ。子どもたちが求めているのは家庭のぬくもり。施設養護は減らし、もっと里親を増やすべきだ」と指摘している。
「乳幼児が施設養育で損なわれる危険性」
乳幼児が施設養育で損なわれる危険性
News 児童養護施設職員の男、男児十数人に性的虐待
児童養護施設職員の男、男児十数人に性的虐待
岡山市は16日、同市中区の児童養護施設に勤務していた20歳代の男性職員が、入所する男児十数人の下半身を触る性的虐待を行っていた、と発表した。職員は3月末、虐待を理由に施設から懲戒解雇されている。
発表によると、施設には親から虐待を受けるなどした子どもが入所している。元職員は2008年に採用され、3歳から小学3年生までの男児約20人が生活する寮に勤務。昨年春から今年3月頃まで、男児を寝かしつける際に添い寝をしながら体を触るなどしていた。
3月下旬、子どもの訴えを聞いた親が施設に相談して発覚。児童福祉法に基づく市の聴取に対し、元職員は「かわいかったので触ったが、行きすぎたところがあった」と話したという。市は近く施設を立ち入り調査して指導する。男児らの心のケアは児童相談所などが続けている。
(2010年4月16日20時23分 読売新聞)
男児十数人に性的虐待 岡山の養護施設の男性指導員
岡山市は16日、同市中区の児童養護施設で、指導員だった20代の男が、3~9歳の男児十数人に対し下腹部を触るなどの性的虐待を行っていたと発表した。元指導員は3月末に懲戒解雇されている。
市によると、元指導員は昨年春から今年3月にかけ、入所していた子供と添い寝をする際、ズボンの中に手を入れて下腹部を触るなどの性的虐待を繰り返していたという。
保護者の訴えで入所児童1人に対する性的虐待が判明し、市が追加調査していた。市の調査に対し、元指導員は「かわいくてやった。行き過ぎたところがあったかもしれない」と話しているという。
男児十数人に性的虐待 養護施設の20代元職員
岡山2010年4月16日20時0分
岡山市は16日、同市の民間児童養護施設に入所する男児十数人が、20代の元男性職員から性的虐待を受けていた、と発表した。元職員は3月末に懲戒解雇されている。市は施設側に改善を指導する。
市によると、施設には育児放棄や虐待を受けた児童が入所。元職員は2009年春から寮に住み込んで児童の世話をしていたが、寝かしつけたり、遊んだりしていたとき、3~9歳の男児十数人の体を触っていたという。元職員は「行き過ぎがあったかもしれない」と話したという。3月末、入所児童の保護者から施設に連絡があり、発覚した。
児童養護施設で性的虐待=指導員が男児十数人に-岡山市
岡山市は16日、同市中区の児童養護施設で、20代男性児童指導員が3~9歳の男児十数人に対して、下腹部を触るなどの性的虐待をしていたと発表した。指導員は3月末に懲戒解雇されたが、市は「子どもの心のケアを最優先し、慎重に事実確認していたため公表が遅れた」としている。
市によると、同月下旬、この指導員が男児にけがを負わせたと施設から市に報告があり、詳しい事情を聴いたところ、性的虐待が判明。昨年春ごろから男児十数人に対し、下着の中に手を入れて下腹部を触るなどの行為を繰り返していたという。
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